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たくさんのご応募ありがとうございました。
民泊をまちに根付かせ、地域住民のシビックプライドを育む
年間3千人以上の民泊をコーディネートするマルゴト陸前高田。200軒以上の民泊受入家庭との関係を深め、民泊を通じて住民が自信と誇りを取り戻し、世界中から多くの民泊者を迎えられる地域づくりに挑戦します。
このプロジェクトについて
■特徴1:地域資源と学びを結び付け、交流人口拡大に正面から向き合う
東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市の人口は、震災前から約15%にあたる5千人が減少し、現在では2万人を切りさらに減少を続けています。ハード面での復興まちづくりが進む一方で、人口減少がもたらす課題を解決する為にも交流人口の拡大は重要な課題の一つです。一般社団法人マルゴト陸前高田はその課題に向き合い、ヒト・自然・産業・伝統文化等の地域資源と「学び」を結び付けた事業展開をしています。全国の行政、企業、学校等を対象にした復興最前線ツアーや一次産業体験、世界中のアーティストを対象とした芸術交流や郷土芸能体験などをコーディネートし、市内外から期待と信頼を寄せられる地域おこしプロデューサー集団を目指しています。
■特徴2:このまちだからこそできる、民泊と芸能の可能性を探る
マルゴト陸前高田がコーディネートする民泊は2016年からスタートし、今では年間3千人を超える受入れを実施、民泊受入家庭も200軒以上になりました。修学旅行や企業研修で使われることが多く、単なる滞在手段としてではなく、普段通りの暮らしの中で「生活体験」を共同ですることによる地域との関わり、自然からの恵みがある暮らし、人と人との関わりや絆を体感する事を軸にプランニングされた民泊利用のニーズはさらに高まっています。
一度に300人以上の民泊コーディネートを行うこともあり、民泊先との調整や利用者とのマッチングは丁寧かつ効率的に進める必要があります。一方で、民泊利用者が少ないシーズンは民泊先との関係維持や管理も大切な仕事です。また近年では、海外の芸術家が陸前高田市の郷土芸能体験や民泊を通じた創作活動を行ったり、国内外の芸能を通じた交流も行われるようになり、外国人の民泊受入れや郷土芸能にゆかりのある民泊先の開拓も進めていきたいと考えています。
今回のプロジェクトでは、200軒以上の民泊先を訪問し、各家庭の魅力、特徴、郷土芸能との繋がりをリサーチ、リスト化し、2020年春の修学旅行生受入に向けた交渉や、外国人受入れについての意向調査に取り組んでもらいます。地域住民と直接関わりながら、世界中からの民泊者で溢れる地域づくりを共に進めましょう!
■特徴3:民泊を通じて育むシビックプライド
マルゴト陸前高田で民泊事業を担っている理事の越戸さんは、民泊をもっと地域住民のものにしたい、多くのものを失くした陸前高田だからこそ地域に伝わる郷土芸能に光を当てたいと、日々奮闘しています。民泊を通じた出会いと経験は、利用者だけでなく受入家庭にも心の振れ幅を生み出します。それが、震災で多くを失った地域住民が誇りや自信を取り戻し、シビックプライドを育む機会になると考えています。地域に飛び込み、共に挑戦するインターン生を待っています。
募集要項
募集対象 |
大学生 |
---|---|
期間 | 短期(3週間〜2ヶ月) |
テーマ |
地域、まちづくり |
職種 | マーケティング・広報、リサーチ・コンサルティング |
活動 支援金 |
あり |
活動内容 |
生活、文化をマルゴト体感!200軒以上の民泊家庭の魅力を掘り起こす |
期待する成果 |
・200軒以上の民泊先を訪問し、各家庭の魅力、特徴、郷土芸能との繋がりを探る |
得られる経験 |
・多くの地域住民との交流を通じて多様で深い関係性を生み出す経験 |
対象と なる人 |
・初対面の人とも積極的にコミュニケーションが取れる人 |
活動条件 |
【期間】 |
活動場所 |
岩手県陸前高田市高田町字鳴石50番地10 |
事前課題 | 有り(詳細はエントリー時に説明します。) |
私たちはこんなチームです!
団体概要
- 設立
2016年4月
- 代表者名
伊藤 雅人
- 従業員数
12名(非常勤含む 2018年12月現在)
- 資本金
-
- 売上高
-
- W E B
http://marugoto-rikuzentakata.com/
- 住所
岩手県陸前高田市高田町字鳴石50番地10
陸前高田の絶えざるアクションをデザインする
一般社団法人マルゴト陸前高田は、2014年4月に陸前高田観光物産協会内の専門部会として発足した「まるごとりくぜんたかた協議会」を経て2016年4月に一般社団法人として独立しました。
Mission:陸前高田の絶えざるアクションをデザインする
Vision:市内外から期待と信頼を寄せられる地域おこしプロデュサー集団になる
Value:地域の人・資産・可能性を耕しながら市内外をつないでゆく
という理念を掲げ、東日本大震災によりかけがえのない日常を失ったこのまちだからこそ伝えられる「学び」を軸に、研修や視察のツアーコーディネートや民泊事業等を行っています。
陸前高田市のことを想う市民=ファンづくりに向けて、絶えざるアクションを続けています。
インターン生へのメッセージ
プロフィール
【地域の人の可能性を自然に引き出し、ゆったりとしたつながりを作るなかで、「この土地だからこその豊かな価値」を生み出すことを目指す】
1985年生まれ、岩手県久慈市出身。
岩手大学及び同大学院で倫理学・社会哲学を学ぶ。
大学院在学中に東日本大震災が発生。ゼミや大学の復興支援活動などで現在のフィールドである陸前高田市に関わる。
2013年9月に陸前高田市へ移住。翌年7月に市の委託事業として交流人口窓口のまるごとりくぜんたかた協議会(現一般社団法人マルゴト陸前高田)を市内の関係者と共に立ち上げる。
陸前高田の経験と歩みを学びの資源として、各種研修(企業研修・大学生研修・中高教育旅行・インバウンド誘致など)の誘客とコーディネートを実施している。
2016年度から「民泊修学旅行」を本格的に実施。2016年度は約700人、2017年は約1600人の誘客を実現した。登録家庭も200軒を越え、岩手県内でも有数の規模になった。民泊事業は修学旅行のみならず、上記の各種研修、その他の一般来訪客からの関心も高い。
2017年7月からは、民泊事業で築いた地域との関係性を活用し、移住定住促進事業を担うNPO法人高田暮舎(くらししゃ)を市内関係者と共に展開している。