このインターンは募集終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
空き家コーディネートの新たな形を探求する、トライアルプロジェクト
家主の想いや空き家が抱える課題をテーマにし、ミッション型で住みたい人をマッチングする仕組みに向けたトライアル第一弾。実際の空き家を舞台に、ミッションの実践と設計に挑戦するインターン生を募集します!
このプロジェクトについて
■特徴1:空き家を持つ人、住みたい人、それぞれの想い
もし地方で空き家を見つけて暮らしてみたいと思ったら、皆さんはどんな条件を考えますか?
買い物に困らない立地。海や山が近くて自然に囲まれた環境。比較的新しくて設備や水回りがキレイなお家。
他にも、借りるにしても買うにしても予算がありますし、移住やリフォームの補助があれば嬉しいですよね。
では一方で、貸主・売主となる家主さんのことを想像したことはありますか?
実は家主さんの想いも様々で、昔のように賑やかで人が集まる家になったら嬉しい、自慢だった庭を復活させて景色を楽しんでほしいなど、条件ではないものの、「こう使ってくれたら」という想いを持った家主さんもいます。
しかし多くの場合は想いに触れる機会がないまま、利便性、築年数や設備状況、改修にかかる手間や費用などの条件に合う物件がマッチングし、マッチングしない物件は「負」動産とまで言われてしまうことがあります。結果的に、全国的に空き家は増え続け、移住に伴って空き家を探す方も増えているのに、「条件」に合う空き家が足りない、という状況になっています。
■特徴2:ありのままの高田暮らし、ありのままの空き家に価値を。
人口減少が著しく、2035年には10人中6人が高齢者になると見込まれている陸前高田市で、高田暮舎は「高田で暮らす」ことの魅力を発信し続けています。地元出身者と移住者がワンチームとなり、移住支援、仕事探し、住まい探し等を複合的にコーディネート。市と連携しながら、ありのままの高田暮らしに価値を生み出す事業活動をしています。
市から委託を受けて空き家バンクの運営を担当する落(おち)さんは、2023年3月に地域おこし協力隊を卒業した以降も引き続き、高田暮舎スタッフとして陸前高田市の空き家に向き合っています。陸前高田市には約770件の空き家があるとみられていますが、その内空き家バンクに登録されているのは約50件。空き家バンクに登録するためには相続登記の状況や家の状態などのさまざまな確認事項があり、家主さんから相談を頂いてもすぐに登録できない場合もあります。そういうときは高田暮舎が自主事業として行っている「空き家に関する総合事業」で対応し、空き家の管理・清掃や、家財整理などのサポートをしています。ときには家主さんと一緒に家系図を作成して相続関係を整理したり、ご家族・親族の状況を親身になって伺ったりなどして、一軒一軒、地道に空き家バンクへの登録件数を増やしてきました。そうした中で、家主さんの「想い」に触れたり、条件的には厳しくとも魅力的な空き家に出会う機会も多くありました。
■特徴3:想いや課題をそのままテーマにして、空き家のおもしろさを伝えたい
利便性や費用ももちろん大事な要素ですが、空き家そのものが持つ「おもしろさ」を共有する空き家コーディネートができないか?と落さんは考えました。想いやテーマに共感し、「おもしろい」と感じてもらえれば、築年数や設備などの条件面では選ばれにくい空き家にも価値が生まれるのではないか、という試みです。これは、移住支援も行っている高田暮舎で空き家バンクを利用して移住した35名のコーディネートに携わり、空き家の利用者(移住者)さんと家主さんの双方に関わっているからこそ見出した、空き家コーディネートの新たな可能性です。
具体的には、家主さんの想いや空き家が抱える問題点をそのままテーマにしてミッションを設計し、住みたい人はミッションに取り組むながら暮らす、という構想です。築年数等の一般的な条件ではなくミッションで空き家のマッチングをするためには、家主さんと利用者(移住者)さん双方のコーディネートが不可欠です。だからこそ、高田暮舎として挑戦する意味があると考えています。
インターン生には、サンプルとして設計したミッションに基づいて実際に空き家で活動をした後に、自分でもミッションの設計に取り組んでもらいます。一連を経験した上で、議論しながら仕組みや価値をブラッシュアップし、ミッション型空き家マッチングのサービス化に向けた探索・仮説検証を進めていきます。
空き家のコーディネートには様々なルールや制約が伴いますし、家主さんや空き家の状況は様々で、キレイなことばかりではありません。空き家のリアルを受け止めて、地道に泥臭く、空き家コーディネートの未来を共に切り開くインターン生を待っています!
募集要項
募集対象 |
大学生 |
---|---|
期間 | 短期(3週間〜2ヶ月) |
テーマ |
まちづくり、建築・住・リノベーション |
職種 | 企画・商品開発、新規事業 |
活動 支援金 |
あり |
活動内容 |
ミッション型空き家マッチングのトライアルを実践 |
期待する成果 |
・実際の空き家を舞台にサンプルミッションをモニターとして実践 |
得られる経験 |
・空き家コーディネーターとして空き家の現状を肌で感じ、課題と可能性を探求する経験 |
対象と なる人 |
・空き家のリアルに飛び込み、新たなコーディネートの可能性を探求したい人 |
活動条件 |
<このプログラムは現地滞在型です> |
活動場所 |
高田暮舎オフィス:岩手県陸前高田市高田町字荒町33番地 陸前高田市チャレンジショップC-2、陸前高田市内 |
事前課題 | 有り(詳細はエントリー時に説明) |
私たちはこんなチームです!
団体概要
- 設立
2017年5月25日
- 代表者名
岡本 翔馬
- 従業員数
7名
- 資本金
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- 売上高
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- W E B
https://takatakurashi.jp/
- 住所
岩手県陸前高田市高田町字荒町33番地陸前高田市チャレンジショップC-2
ポジティブな過疎地を創る
NPO法人高田暮舎は「震災後、U・Iターンをする人が増え、この流れを一過性のものではなく面でとらえたい」と考え、2017年7月に発足しました。
移住を考えるポイントとなる『居=居場所』『職=仕事』『住=住まい』を中心にポータルサイトでの情報発信、空き家バンクの運営、移住コンシェルジュによる移住相談などを行っています。
スタッフの多くが移住者のため、自分で働き方をデザインしながら、陸前高田らしい暮らしを満喫しています。
インターン生へのメッセージ
プロフィール
1994年生まれ、神奈川県横須賀市出身。
信州大学大学院 工学部総合理工学研究科 建築専攻 修了
大学2年生の頃に、高校からの友人に地域おこし実践プログラムのお誘いを受けたことがきっかけで陸前高田と出会う。建設関係の企業で社会人経験を経て、2020年に地域おこし協力隊員として陸前高田へ移住、NPO法人高田暮舎で主に空き家バンク運営を担当する。2023年3月に地域おこし協力隊を卒業後も継続して空き家バンク運営業務を担っている。
基本インドアな性格だが、突然ひとり旅に出たりアクティブになる瞬間も。趣味はいろいろな楽器に触ること。ピアノやギター、マンドリン、ティンホイッスルなどの経験あり。おすすめはカンタンに吹けてそれらしくなるティンホイッスル。最近はコンサティーナというアコーディオンの小さい版みたいな楽器が可愛くて気になっている。