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未利用資源を活用した地域産品の新たな市場を開拓せよ

受入先:株式会社シャイン

このインターンは募集終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

地域産品の新たな販売モデルを構築し、生産者と地域の未来を切り開く

地域に眠る未利用資源を活用し、健康的で美味しい加工食品を開発・製造するシャイン。卸売やEC販売に加えて、消費者が求めやすく生産者にも適切な利益をもたらす、持続可能な販売モデルの構築を目指します。

このプロジェクトについて

■特徴1:ダイヤの原石である「未利用資源」
株式会社シャインでは収穫や加工に手間がかかるからと捨てられているような「未利用資源」を有効活用し、栄養豊富で産地感のある加工食品を開発、製造しています。
代表する商品は昆布の根っこと国内産海水塩を併せた「昆布根の藻塩」や渋柿を利用した「柿酢」です。生ウニを活用した万能粉末調味料「生うにの粉塩(仮)」も間もなく販売開始予定です。
いずれの原料も地元では捨てられていたり、収穫されずに鳥獣のエサとなっているものもあります。これらを有効活用することで、生産者にとっては新たな収入源となり、また地域の文化・伝統が守られ、環境にも優しく、さらには健康志向や産地感のあるものを求める現代消費者ニーズに合うものを開発していきたい考えています。
ゆくゆくは大船渡を代表するお土産やふるさと納税商品、さらに世界中から三陸・大船渡へ人が訪れるきっかけとなるような地域産品を生み出していきます。

■特徴2:持続可能な販売モデルの構築を目指す
「昆布根の藻塩」で利用しているガニアシ(昆布の根っこ)は、通常の昆布の約2倍以上のフコイダン、ミネラル等の成分が含まれています。しかし、栄養豊富で美味しく食べられる未利用資源の価値はまだまだ知られておらず、小売・流通優位な商談になる結果、生産者の利益が少なくなってしまうのが現状です。
展示販売会等への出展や飲食店・百貨店への卸売に加えて、ECサイトの制作も進めていますが、消費者も生産者も納得感のある持続可能な販売モデルを日々思案しています。
インターン生には、全国の地域産品の販売戦略をリサーチ、分析し、新たな市場・販売モデルの立案に挑戦してもらいます。どのような人達に、どのように地域産品の魅力や価値を伝えるか。共に試行錯誤をするインター生を待っています!

■特徴3:ヨソモノが事業を引き継ぎ、再起を図る
株式会社シャイン取締役社長の桑野さんは、東日本大震災をきっかけに岩手県大船渡市へ移住しました。事業支援等のボランティアをしていたことがご縁で、2020年5月に前身である合資会社シャインを引き継ぎ、同年11月に株式会社シャインを設立しました。
合資会社シャインは、1998年に前代表が地元・大船渡市に設立しました。東日本大震災で甚大な被害がありましたが、多くの高い評価を得てきた地域産品開発ノウハウや、地域からの厚い信頼があるからこその原料調達力を途絶えさせたくないという想いから、桑野さんが事業を引き継ぎ再起を図っています。
長年培ってきた開発力とヨソモノのアイデア、行動力を掛け合わせた挑戦が今、始まります!

募集要項

募集対象

大学生

期間

短期(3週間〜2ヶ月)

テーマ

農林水産・6次産業、食・ライフスタイル

職種

リサーチ・コンサルティング、新規事業

活動
支援金

あり

活動内容

地域産品のリサーチ、分析をし、販売モデルを立案する

【ステップ1】
●地域理解、事業理解(1〜2週目:50時間)
オンライン研修にて、商品開発プロセスや地域未利用資源の現状について学びます。
1〜2週目に3泊4日程度で現地活動を予定しています。生産者との交流や生産現場の視察を通じて地域や事業への理解を深めます。

【ステップ2】
●リサーチと分析、販売モデルの検討(3~4週目:50時間)
全国の地域産品からいくつかピックアップし、販売戦略をリサーチ、分析をします。分析結果を踏まえて意見交換をしながら自社商品の販売モデルを検討します。
3〜4週目に2泊3日程度で現地での中間プレゼンテーションを予定しています。

【ステップ3】
●販売モデルの立案と実践(5〜6週目:50時間)
リサーチ、分析、意見交換を繰り返し、販売モデルを立案します。実行可能なものはインターン期間中に実践しましょう!自分のアイデアをチャレンジするチャンスです!

期待する成果

・全国の地域産品の販売戦略をリサーチし、分析レポートを作成
・販売モデルの立案と実践

得られる経験

・地域産品の開発〜販売まで、一連の流れを実践を通じて学ぶ経験
・未利用資源の現状を知り、課題と可能性についてアプローチする経験
・地域産品に関する市場や販売戦略をリサーチ、分析し、販売モデルを立案する経験

対象と
なる人

・初対面の人とも積極的にコミュニケーションが取れる人
・地域産品の開発やマーケティングに関心がある人
・自ら疑問や課題を見つけ出し、リサーチと分析を繰り返し説得力のある戦略立案ができる人

活動条件

【期間】
<このプロジェクトは、オンライン実施(一部現地活動あり)です>
令和3年2月1日~3月13日(予定) ※3/14以降、活動を行う場合は企業と協議のうえ、長期に切り替え
・全体で160時間程度活動してもらいます
・上記期間のうち、1〜2週目と3〜4週目に合計7泊8日程度の現地活動を予定しています
※現地活動への参加ができない場合でもエントリーは可能です。面談時に相談をしてください
※現地活動については、新型コロナウイルスの感染状況等によって、変更や中止になることがあります

【活動頻度】
週5日、1日4〜6時間程度(25時間以上/週) ※応相談

【活動時間】
受け入れ企業の通常業務時間内で1日4〜6時間程度、確保してもらいます
※活動の内容によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります

【参加条件】
自分用PCがあること、自宅にネット環境が整っていること

【参加までの流れ】
下記リンク先のwizHP『参加までの流れ』を確認ください
https://npowiz.org/wizintern/internflow

【このインターンシップは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】
※「復興・創生インターン」は、復興庁事業「令和2年度復興・創生インターンシップ事業」として実施します。
※「復興・創生インターン」に関するご質問・ご相談・事務手続きなどは、統括事務局の株式会社パソナ(担当:高橋 連絡先:03-6262-6340)までお問い合わせください。

※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、NPO法人wiz(担当:八田 連絡先:intern@npowiz.org)までお問い合わせください。

活動場所

自宅を基本としたオンラインでのインターンシップ ※インターン期間中に最大2回、合計7泊8日以内で現地活動を予定(新型コロナウイルスの状況に応じて中止になる場合あり)

事前課題

有り(詳細はエントリー時に説明)

私たちはこんなチームです!

団体概要

  • 設立    2020年11月(前身の合資会社シャインは1998年7月設立)
  • 代表者名  桑野祐一
  • 従業員数  1名
  • 資本金   -
  • 売上高   -
  • W E B   -
  • 住所    岩手県大船渡市猪川町字千刈85-1

三陸・岩手のしあわせの原石を磨きます

当社は商品開発力を活かし地域活性化に取り組む加工会社です。

当社の前身である合資会社シャインは1998年に前代表が地元・大船渡市で設立し、当時は岩手県釜石市、宮城県気仙沼市にも工場がありましたが、いずれも東日本大震災で被災し、工場長を含め従業員10数名が犠牲になりました。後継者を病で亡くす不幸もあり、一時は会社をたたむことも考えましたが、多くのコンクール等で受賞するほどの高い加工品開発力と地元からの厚い信頼を途絶えさせるべきではないと考え、事業を引き継ぎ株式会社化し、再スタートを切りました。

三陸の豊かな自然に恵まれた大船渡。当社は地域の水産物・農作物を活用し、ユニークな地産品の開発を行なっています。
「美味しいのにもったいない。」
そんな”原石”を磨き上げ、地域を照らす商品にします。

インターン生へのメッセージ

桑野祐一/取締役社長

未利用資源はダイヤの原石です。磨くことで輝き出し、生産者、消費者、地域、環境、あらゆる面で未来を照らします。磨けば光る可能性を信じ、工場で「ああでもない、こうでもない」と実験に取組む日々です。
原料となる未利用資源の調達や加工は難しく手間もかかるため、大手の参入は難しい。だからこそ、地域に根ざし、フットワーク軽く、高い技術力を持つ当社がやるべきことだと考えています。
地域産品の価値をより多くの人に知ってもらい、共に未来を切り開くインターン生を待っています。

プロフィール

東京生まれ、東京育ちの42歳。
バックパッカー、サラリーマンを経て、東日本大震災をきっかけに岩手県大船渡市に移住。ボランティア活動を通じて地場産業による地域振興に関心を抱く。
事業支援をしていた合資会社シャイン前社長から2020年5月に事業承継し、同年11月に株式会社化。現在取締役社長を務める。

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