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老舗和洋菓子屋の新たな一歩、子ども向けSDGs体験イベントを企画せよ

受入先:さいとう製菓株式会社

さいとう製菓TOP

子どもたちがSDGsを楽しく学べる場を創出する、未来志向の挑戦。

岩手・三陸を代表する銘菓「かもめの玉子」を製造・販売するさいとう製菓。創業90年続くチャレンジスピリットをもって体験型のSDGsイベントを企画し、新たな恒例行事として根付かせることを目指します。

このプロジェクトについて

■特徴1:地域に愛され、全国にファンも多い「かもめの玉子」
皆さんは「かもめの玉子」というお菓子を知っていますか?三陸の海を飛ぶかもめの玉子をモチーフにした、黄味餡をカステラ生地とホワイトチョコで包んだやさしい甘さが特徴のお菓子です。開発された1950年頃はまだ和菓子に洋の要素を取り入れることは珍しく、味も形も試行錯誤の連続。約15年の歳月をかけて改良を重ね、現在の4代目「かもめの玉子」ができました。今では地元はもちろん、全国にもファンが多く、多い時は1日20万個製造するほどの人気商品となりました。

■特徴2:伝統を守りつつ、挑戦と改革をし続ける
餅屋からスタートしたさいとう製菓は、創業当時から根付くチャレンジスピリットをもって挑戦と改革をし続けています。HACCPやISO22000といった食品の衛生管理、安全マネジメントシステムをいち早く導入したことも、常にアップデートし続けているからこそ。さらに近年は「コトの提供」に取り組み始め、2017年に大船渡市街地にオープンした「かもめテラス」では、和洋菓子やパン、ソフトクリームなどの販売に加えて、製造工程を見学できたり、かもめの玉子の絵付け体験ができるようにしました。味や形へのこだわり、安心・安全なお菓子づくりといった伝統を守りつつ、時代のニーズに応じた商品開発、機械と人の手を融合した生産性の向上、体験サービスの開発など、その歩みを止めることはありません。
(参考)さいとう製菓企業紹介動画(音声あり)

■特徴3:インターン生と共に進めてきたSDGs
会社全体として取り組むSDGs宣言の第一弾を策定したのは、2022年6月のことです。SDGsに取り組む方針は定めたものの具体的なアクションを模索していた中、一歩を進めたきっかけはインターン生でした。
宣言策定から1年後の2023年夏、SDGs推進を担当する取締役・総務部長の金野(こんの)さんとインターン生が中心となり、現場スタッフの意見を取り入れながらトライアルをスタート。SDGsに関する情報を社員に共有する仕組みづくりや社内フードドライブの企画を実施し、社員のSDGsへの理解を深めていきました。
トライアルを経た2024年1月にSDGs宣言を改訂し、「食品ロスの削減」「地域社会への貢献」などの4つのテーマを設定。以降もインターン生と共に、SDGsに関する消費者意識調査、規格外品を活用したアップサイクルお菓子の開発、オリジナルエコバッグの開発などに取り組んできました。2025年3月には店舗で初となる子ども向けイベント「さいとう製菓SDGsDAY かもたまパーク」を開催。規格外品を使ったピザ作り体験やSDGsの取り組み紹介は、参加者だけでなく店舗スタッフの反響も大きく、継続開催に向けて更なるブラッシュアップを重ねていきたいと考えています。
SDGsの専門家である必要はありません。さいとう製菓の一員として製造や販売の現場に立ちながら、「まずやってみる!」精神で共に試行錯誤してみませんか?チャレンジスピリットあふれる現場が皆さんを待っています!

募集要項

募集対象

大学生、高校生

期間

短期(3週間〜2ヶ月)

テーマ

こども・教育、環境・エネルギー・バイオ

職種

企画・商品開発、職人・ものづくり

活動
支援金

あり

活動内容

店舗を舞台に、子ども向けのSDGs体験イベントを企画・実施する。

【STEP 0(現地活動の前)】
●SDGs体験イベントのアイデア検討
事前課題として、適宜オンラインでコミュニケーションを取りながらSDGs体験イベントの企画案を検討します。なお、身近で参加可能なSDGs関連のイベントがある場合は積極的に参加し、アイデアに活かしましょう。(交通費等、参加するためにかかる費用は企業が負担します)

【STEP1(1週目)】
●現場実習、アイデアブラッシュアップ
実際に販売や製造の現場に立ち、業務の流れやお客様ニーズへの理解を深めます。現場スタッフとも積極的にコミュニケーションを取り、お客様ニーズや店舗の状況などを踏まえて、イベントアイデアをブラッシュアップします。
※イベント以外のSDGsの取り組みへの理解を深める一環で、工場見学ツアーやアップサイクル商品に関して、社員と意見交換を行う予定も調整中です。

【STEP2(2〜3週目)】
●イベントの広報、準備
イベントの概要が決まり次第、自社HPやチラシ、メディア等を通じた広報を開始します。引き続き社内関係部署と協議を重ね、イベントの詳細や、必要物品、制作物等の準備を進めます。
一度のやり取りでコトが進むことはほとんどありません。必要に応じて調整したりさらなるアイデアを出したり、一緒に粘り強く試行錯誤していきましょう!

【STEP3(4〜6週目)】
●イベントの実施、継続開催に向けた引き継ぎ
イベントは3月上旬〜中旬の開催を予定しています。イベント実施後、参加者アンケートを集計・分析し、イベントの成果や課題、改善案などを実施レポートとしてまとめ、関係部署に引き継ぎます。

SDGsイベントは今回が2回目になりますが、定着に向けてはまだまだ試行錯誤の段階です。皆さんの挑戦がどんな「笑顔、感動、幸せ」を創造する価値に育っていくか、そのストーリーを共に描いてくれるインターン生を待っています。

期待する成果

・主に子どもを対象として、自社の取り組みを通じてSDGsへの理解を深める体験イベントを企画、実施する(参加者数、参加者満足度などの数値目標は企画段階で設定)
・実施レポートを作成し、継続開催に向けて関係部署へ引き継ぐ

得られる経験

・SDGsを推進する地域企業の一員となり、コストや実現性も踏まえて自らのアイデアを形にする経験
・子どもが楽しみながらSDGsへの理解を深めるコンテンツを探求する経験
・アイデアへの理解や協力を得られる提案・コミュニケーションを、実践を通じて学ぶことができる
・地域に根ざす老舗和洋菓子屋の伝統やチャレンジスピリットを肌で感じる経験

対象と
なる人

・企業として取り組むSDGsに関心があり、イベントを企画・実施する一連のプロセスを経験したい人
・フットワーク軽く、初対面の人とも明るくコミュニケーションができる人
・自らの気づきや意見を大切にし、周囲に共有、相談ができる人
・和菓子や洋菓子が好きな人、イベントが好きな人
※特に知識や経験、技術などは問いませんが、主体的に試行錯誤したり提案することを期待しますので、イベント企画や工作が好きな方が好ましいと考えています。

活動条件

<このプロジェクトは現地活動型です>
【期間】
【2026年2月9日〜3月19日の期間内で5〜6週間程度(2月2日〜8日の内3日間でオンライン研修)】を予定しています。現地活動期間、オンライン研修日程は調整が可能です。また、上記期間以外の参加を希望する場合はご相談ください。企業と協議のうえ、調整します。

【活動頻度】
週5日、1日8時間程度(週40時間程度)

【活動時間】
受入企業の通常業務時間内で1日8時間程度、確保してもらいます。
※活動の内容・進み具合によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります。

【宿泊】
大船渡市内で宿泊(企業側で準備)

【参加条件】
・自分用PCがあり、自宅にインターネット環境が整っていること
・インターンシップ開始までに、インターンシップ活動が適用になる保険(損害賠償保険、傷害保険)への加入をお願いします
・交通費、滞在費の補助あり(詳細はエントリー時に説明します)

【参加までの流れ】
リンク先のwizHP『参加までの流れ』を確認ください

活動場所

・本社事務所(大船渡市赤崎町字宮野5-1)
・かもめの郷お菓子ファクトリーⅢ(大船渡市赤崎町字宮野16-8)
・かもめテラス(大船渡市大船渡町字茶屋前7-31)

事前課題

有り(詳細はエントリー時に説明します)

私たちはこんなチームです!

さいとう製菓イメージ1
さいとう製菓イメージ2

団体概要

  • 設立    昭和8年11月
  • 代表者名  齊藤 俊満
  • 従業員数  201名
  • 資本金   5,000万円
  • 売上高   -
  • W E B   https://saitoseika.co.jp/
  • 住所    岩手県大船渡市赤崎町字宮野5-1

その先の笑顔、感動、幸せを創造しよう

主力商品の「かもめの玉子」は、東北地方の駅売店、サービスエリア、ショッピングセンターなど、様々な場所でお土産として好評を得ています。また直営の店舗では、和・洋菓子を豊富に取り揃えて、お客様のニーズに応えながら、高品質の商品を提供できるようにしています。
最近では、お菓子の販売という「モノの提供」だけではなく、お菓子作り体験や、工場見学といった「コトの提供」を行い、近隣のみならず、遠方からのお客様にも楽しんでいただけるような取り組みも行っています。
時代は常に移り変わるので、これに対応していくべく企業も中身を変化していかなければなりません。時代に合った商品・サービスを生み出すために、社員が皆で知恵を出し合って、日々の仕事を通じた人材育成を大切にしています。

インターン生へのメッセージ

さいとう製菓金野さん

金野 崇/取締役 総務部長

「SDGs」という言葉はマジックワードで、何となく良いこと、良い感じがするものです。さいとう製菓でも2022年にSDGs宣言を行いましたが、当初ははたして何が出来ている?出来ていない?のか。実感がないままでした。しかしインターン生との活動を通じて、次第にさいとう製菓としてのSDGsの形が見え、様々な取り組みを実行してきました。これからも継続的に行うこと、新しく始めたいこと様々ありますが、社内、社員への落とし込みを大事にして進めていきたいです。インター生の皆さんも、さいとう製菓の一員としての活動しながら、自分の力を試してみませんか?共に考え、一歩踏み出すインターン生を待っています!

プロフィール

岩手県陸前高田市出身。大学を出た後、地質調査会社の技術職を経て、30歳頃に岩手に戻る。独立を考えていたが、ご縁のあったさいとう製菓に入社し、畑違いの総務部で経理担当となる。現在は総務部長としてバックオフィス全般のマネジメントを担う他、頼まれると断れない性分もあり、社内の何でも屋としてあちらこちらへ出向いている。

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