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地域ぐるみで旅行客をもてなすゲストハウスへ!イベント企画、コミュニティ形成を担うインターン生募集

受入先:ゲストハウス3710(株式会社日々旅)

このインターンは募集終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

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地元住民を集客、常連化し、旅行客をもてなす味方になってもらう

2018年に「街の玄関」を目指して開業したゲストハウス3710。地域全体で旅行客を出迎える体制を構築すべく、地域住民の集客と常連化に向けたイベント企画運営・制度設計に挑戦します。

このプロジェクトについて

■特徴1:若者中心で立ち上げた、オープン4年目のゲストハウス
宮古市は岩手県沿岸部のほぼ中央に位置する人口約48,000人の港町。本州最東端の地「魹ヶ崎(とどがさき)」や景勝地「浄土ヶ浜」などの名所があるほか、真鱈や秋鮭などの漁獲が豊富な水産業が盛んな街でもあります。
東日本大震災では甚大な津波被害を受けましたが、復興支援のために全国から訪れたヨソモノを迎えることで、地元の人にとって街の魅力を再認識するきっかけが生まれました。その変化の中、「宮古を元気にしたい」という想いから立ち上がったのが「宮古ゲストハウスプロジェクト」です。
2017年から活動がスタート、20代〜30代のヨソモノと地元の若者が共に街の未来を考え、議論し、クラウドファンディングを活用しながら、自分たちの手でリノベーションを行い、2018年8月に株式会社日々旅を設立、ゲストハウス3710(ミナト)をオープンしました。

■特徴2: 日常を開き、その価値に光を当てる
ゲストハウス3710は宮古駅から徒歩5分の末広町商店街の中にあります。「街の玄関」として、世代や出身地に関わらず多様な人々が集う場となることを目指し、中心市街地の物件を確保しました。2019年1月にはゲストハウス1階にバーラウンジをオープンし、旅行客だけでなく地域の方々が来店することが増えてきました。
ゲストハウス3710を運営する株式会社日々旅は、ビジョンとして「暮らしを誇りに」を掲げています。そしてミッションは「日常を開き、その価値に光を当てる」こと。旅行客には地域の暮らしやコミュニティに入ることで地域ならではの時間を楽しんでもらい、その過程で地域の方々が暮らしを誇りに思う気持ちを醸成していきたいと考えています。実際にバーラウンジにお酒を飲みに来る地元客のみなさんが旅行客と出会い、宮古の観光情報やグルメ情報を伝えることで、地域の魅力を再認識する姿が見られています。
より多くの地元客を呼び込むきっかけとして、お酒を飲みながらボードゲームを楽しむ「ボードゲームナイト」、プロレスをパブリックビューイングする「プロレスナイト」をはじめとする「○○ナイト」や、常連客をホストにした「日替わりバーテンダー」などのイベントを開催してきました。
2020年以降、新型コロナウィルスの影響で旅行客と地元客双方の来店が減り、ゲストハウスの価値であった交流が生まれづらい状態が長く続いていましたが、2022年6月現在では行動制限が緩やかになるにつれて旅行する人が増え、宿泊予約も少しずつ増え始めています。

■特徴3:地元客を味方につけ、共に旅行客をもてなす仕組みの構築を目指す
ゲストハウス3710は2023年に開業5周年を迎えます。開業後の半分以上の期間がコロナ禍という厳しい状況でしたが、5周年という区切りを迎えるにあたり、旅行客と地元客とが交流し楽しめる場となるよう、改めて体制や仕組みを構築していきたいと考えています。そこで、今回のインターンシップでは、地元客が楽しめるイベント企画に加え、常連になってもらうための制度設計に挑戦してもらいます。
これまで多くのイベントを開催してきましたが、それでも「ゲストハウス=宿泊施設」というイメージは根強く、足を踏み入れたことのない地域住民は多数います。また、イベントを開催しても単発の参加で終わることが多く、継続的に足を運んでくれる人は少数でした。そんな地域住民の皆さんにとって、旅を扱うゲストハウス3710として「一番身近な非日常」を味わえる場所にしていきたいと考えています。そして、地元客にとって楽しく魅力的な場づくりを行うと同時に、日々旅の理念に共感し、旅行客をもてなす側に立ってくれる人も増やしていきたいと考えています。
インターン生には、地元住民がゲストハウス3710に初来店するきっかけを作るべくイベントの企画運営を担ってもらいます。並行して、地元客が常連化して旅行客をもてなす側になってもらうためのゆるやかな会員制度(仮称:3710クルー)の検討と運用に、社員と共に挑戦してもらいます。
地元客と旅行客が互いに交流し、楽しめるゲストハウス運営を目指す新たなステージに挑戦してみませんか?地域コミュニティやゲストハウス経営に興味があるインターン生を募集しています!

募集要項

募集対象

大学生

期間

短期(3週間〜2ヶ月)

テーマ

地域、観光・おもてなし

職種

企画・商品開発、販売・接客

活動
支援金

あり

活動内容

地元客と旅行客が交流し楽しめるゲストハウスを目指し、地元客の集客と常連化に向けたイベント企画運営と会員制度の設計を行う
(※1~2週目はオンライン、3週目以降は現地活動を予定)

【ステップ1】
●企業理解、常連客へのヒアリング(1~2週目:40時間)※オンライン活動
ゲストハウス3710の経営理念について理解を深めるためにオンラインでの研修を実施します。また、地元の常連客へのヒアリングを行い、ゲストハウス3710の価値や可能性を感じてもらいます。常連客の方々との良好な関係構築を目指し、丁寧にコミュニケーションを取りましょう。
ステップ2以降で地元客に配布するためのゲストハウス3710の紹介チラシを作成します。(既存のチラシのブラッシュアップ)

【ステップ2】
●ゲストハウスでのイベント実施補助、地域住民との関係構築(3週目:40時間)※以降、現地活動
現地活動の開始にあわせ、ゲストハウス3710において5日間連続でイベントを開催します。イベント運営を補助しながら、常連客や地域住民の方と積極的にコミュニケーションを取り、良好な関係を構築しましょう。地域住民のニーズ把握にも努めてもらいます。
※イベントは「日替わりバーテンダーによる○○ナイト」を予定しています。地元の方をゲストに招き、趣味や仕事などについて語ってもらいます。ゲストの知人友人の初来店も目的としています。
※5回のイベントのうち1回はインターン生の紹介イベントとして、インターン生にメインで担当してもらいます。

【ステップ3】
●イベントの企画立案、会員制度の設計に向けた議論(4~5週目:80時間)
ステップ2で聞き取ったニーズを踏まえ、ゲストハウス3710に一度も足を踏み入れたことのない地元住民を呼び込むためのイベントを企画します。多くの方々の初来店を促すため、多様なジャンルの企画を立案するよう心掛けましょう。
並行して、旅行客をもてなす味方になってもらうための、地元客のゆるやかな会員制度(仮称:3710クルー)の検討を行います。日々旅の社長や社員と共に議論を重ねたり、住民の声を聞き取ったりしながら、持続可能な制度の設計を行っていきます。

【ステップ4】
●イベントの実施、会員獲得に向けた呼びかけ(6〜7週目:80時間)
ステップ3で企画したイベントを実施します。期間中、3回以上のイベントの開催を目標とします。
※9月17-18日には「みやこ秋まつり」の開催が予定されています。初来店のお客さんを呼び込むチャンスです!
ステップ3で設計した会員制度を整え、会員の獲得に向けて動いていきます。既に常連となっている地元客への呼びかけなどを行い、期間中で10人以上の会員獲得を目指してもらいます。

期待する成果

・ゲストハウス3710でのイベントを3回以上開催
・イベントをきっかけとして初めて来店する地域住民を15人以上呼び込む
・旅行客をもてなす味方となる会員制度を設計し、10人以上の会員を獲得する

得られる経験

・地域住民を対象としたイベントを企画運営する経験
・イベントでの店舗集客から常連化を目指す一連のプロセス
・旅行客を共にもてなす地域住民のコミュニティ形成に関わる経験
・地域に密着したゲストハウスの運営に携わる経験

対象と
なる人

・初対面の人との交流が好きで、自分から積極的にコミュニケーションを取れる人
・チームにおいて、立場や役割、性格の違いを踏まえて建設的な議論ができる人
・地域住民や観光客など、多様な人々が集い楽しむ場づくりに興味がある人
・ゲストハウスの経営、運営に興味がある人

活動条件

<このプロジェクトは、現地滞在型です>
【期間】
【令和4年8月8日〜9月23日の7週間程度(8月8日の週はオンライン研修期間)】を予定しています。この期間以外の活動を希望する場合は、企業と協議のうえ、期間を設定します(現地活動の日程、日数は応相談)。
※現地活動については、新型コロナウィルスの感染状況等によって、時期や活動内容を変更する場合があります

【活動頻度】
オンライン:週5日、1日4時間程度(週20時間程度)
現地活動:週5日、1日8時間程度(週40時間程度)

【活動時間】
受け入れ企業の通常業務時間内で1日4〜8時間程度、確保してもらいます
※活動の内容・進み具合によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります

【宿泊】
ゲストハウス3710

【参加条件】
・自分用PCがあり、自宅にインターネット環境が整っていること
・インターンシップ開始までに、インターンシップ活動が適用になる保険(損害賠償保険、傷害保険)への加入をお願いします

【参加までの流れ】
リンク先のwizHP『参加までの流れ』を確認ください

※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、NPO法人wiz(担当:八田 連絡先:intern@npowiz.org)までお問い合わせください。

活動場所

1~2週目はオンライン
3週目以降は現地(ゲストハウス3710および宮古市内)

事前課題

有り(マッチング成立後に個別調整)

私たちはこんなチームです!

ゲストハウス3710内部

団体概要

  • 設立    2018年8月1日
  • 代表者名  加藤 洋一郎
  • 従業員数  2名
  • 資本金   600万円
  • 売上高   -
  • W E B   https://guesthouse3710.com/
  • 住所    岩手県宮古市末広町4番6号

暮らしを誇りに

どうすれば地域の外にいる人達にこの街の魅力を伝えられるだろう?
どうすれば地元の人達と一緒に楽しい時間を過ごせるだろう?
どうすれば自分の故郷に誇りを持つことができるだろう?
そんな問いを考え続けてたどり着いた一つの答え、それが「街の玄関」となるゲストハウスをつくることでした。

2017年3月より志を共有する仲間と物件を探し、一年後の2018年3月、宮古の中心部・末広町に思いの詰まったゲストハウスを建てることを決意。同年5月より改修工事を開始し、8月より営業を開始しました。

たくさんの人達の応援を受けて私達はこの場所にゲストハウス3710を開いています。訪れる人々にこの街をもっと好きになってもらえるように。ここに住む人々がこの街をもっと楽しめるように。私達がこの街にもっと誇りを持てるように。

インターン生へのメッセージ

加藤 洋一郎/代表取締役

こんにちは。株式会社日々旅、代表取締役の加藤です。

皆さんは自分の故郷が好きですか?
すぐに好きと言える人がいる一方、そうではない人もいると思います。

私も東日本大震災を経験するまで、自分の故郷が好きではありませんでした。「地元には何もない」「なりたいと思えるかっこいい大人がいない」と思っていました。そもそも故郷に目を向けていませんでした。

震災は私に故郷と向き合うきっかけを与えてくれました。
漁獲量が減っていくなかでも水産業を盛り上げようと奮闘する水産加工会社の専務。
安全・安心にこだわり思いを込めてリンゴを作る農家。
悲しみを乗り越えて震災のことを伝えようとする住民。
そして、そんな人達を支えようと地域の外から入ってきたボランティア。

ゲストハウス3710は「街の玄関」です。
お客さん(ゲストさん)は私達スタッフのおもてなしだけでは足りません。地域で生きる様々な人達と出会い、交流ができる機会が必要です。このプロジェクトでは、そんな出会いや交流へ参加し、地域を楽しむ地元客をつくることに挑戦します。一緒にゲストハウス3710を本当の「街の玄関」にしていきましょう。

皆さんの挑戦をお待ちしております。

プロフィール

1980年 宮古市(旧田老町)生れ
1998年 岩手県立宮古高校卒業
2002年 青山学院大学法学部卒業
2006年 立命館大学国際関係学研究科博士前期課程修了
2006年 加藤昇一商店入社
2016年 通訳案内士登録
2018年 (株)日々旅設立

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