このインターンは募集終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
かつての文化発祥の地を、再び。文化を創り出すエリア再興へ。
多くの観光客で賑わっていた釜石大観音仲見世通りも、シャッターが続く通りに。そんな商店街再興に向けたエリアリノベーションを手がける合同会社sofoでは一緒に文化をつくる仲間を募集しています。
このプロジェクトについて
■特徴1:釜石大観音のお膝元の商売繁盛拠点
釜石大観音仲見世通りは、海と街を見下ろす魚籃観音・釜石大観音の足元にあります。1970年に建立された釜石大観音は、釜石の平和や復興を祈念する思いが込められています。釜石のシンボルとして、各地から大型バスで観光客が訪れてきました。観光客を迎える為、仲見世通りでも20軒以上の飲食店やお土産屋が軒を連ね、人々が行き交い、賑わう場所として繁栄していました。
釜石は、釜石大観音が立つ前から、全国有数の製鉄所として栄え続けてきました。ところが、1989年に製鉄所は高炉の稼働を休止。釜石の主要産業が弱まった結果、人口減少は深刻化。徐々に釜石大観音を訪れる大型バスの量や、観光客が激減します。震災も経て、仲見世通りのお店も次々と閉店をしてしまいました。2017年には、ついに最後の1軒が店を閉じ、0店舗商店街となります。現在は、かつて店舗を営んでいた方々が住んでいる他、空き家になっている建物もあるのが現状です。
■特徴2:移住者でできたエリアリノベーション会社
震災後、被災地にはボランティアだけでなく多くの人が移住してきました。建築士・宮崎達也さんもその一人。仲見世リノベーションプロジェクトを立ち上げ、マルシェやコワーキングスペースの運営など、様々な活動を始めました。「店舗は錆はあるものの、屋根の色や統一された町は魅力的。復興へ進む釜石の集客施設にもなり得る」と宮崎さんは話します。
釜石には、「釜石ローカルベンチャーコミュニティ」という、自分らしい働き方を実践する共創プラットフォームがあり、事業を行なっています。その一つに、起業型地域おこし協力隊として新規事業のチャレンジを行うローカルベンチャー制度があります。エリアリノベーションをテーマに活動する神脇隼人さんは、2017年に東京の不動産会社を退職し、釜石に移住しました。宮崎さん、神脇さん、さらに、複数地域でのリノベーションプロジェクトも手がける堀越圭介さんを加えた3名は、2018年に合同会社sofoを設立。商店街の空き家や空き店舗を活用し、周辺のエリアの価値の向上を図るリノベーションまちづくりを行っています。
sofoの事業の一つでもある「sofo cafe」は、クラウドファンディングで改修費を募り、元蕎麦屋を改修してオープンしたカフェ。蕎麦屋だった頃の名残を残しながらも、新たな仲見世ブランドを作る象徴として、沢山のお客さんがやって来ます。カフェでは、神脇さんがマスターとしてこだわりのコーヒーやドリンクを提供しています。大学時代、スターバックスでエリアコーヒーマスターにも選出されるほどの持ち主。カフェの空間だけでなく、そこで提供される味を求めてやってくる人もいるほど。
また、このsofo cafeやコワーキングスペースに加えて、ゲストハウスもオープンしました。再び賑わいを取り戻そうという動きから、一度は閉めた定食屋さんも復活。誰かが動けば、この場所で何かが起きる。そんな可能性のある場所として注目されています。神脇さんは、「ここは確かにシャッターばかりが続く商店街だけど、そこに住む人はいて、生活や文化は今も続いている。自分たちが何かをやることで、ここで新しく文化をつくっていきたいし、この仲見世を文化創造のエリアにしていきたい」と話します。
■特徴3:かつての賑わいのある仲見世通りを目指すために
しかし、かつては20軒以上あった店舗の商店街で、現在あるのはわずか数店舗。釜石大観音を訪れる観光客の多くは、この仲見世通りを通らずに、駐車場から近道をして大観音をお参りしています。そのため、本来の仲見世通りとしての機能を果たせていないだけではなく、新たに復活へと動き出している仲見世の動きを気づく人はあまりいません。
今回のプロジェクトでは、かつての賑わいのあった仲見世商店街へとするため、仲見世通りを行き交う人を増やす仕組みをつくってもらいます。釜石大観音を訪れる観光客や、sofo cafeをはじめとする商店街の店舗に来た人にヒアリングを行い、ここを訪れる動機や、また、仲見世商店街の認知度などを調査します。その後、マーケット調査をしたのちの、訪れるターゲットに対して、仲見世通りを通る施策を考え、実行します。日々施策や、仮説は検証し、ブラッシュアップを重ね、期間中出来るだけ多くの人に通ってもらうことだけでなく、仲見世通りの認知度向上も目指します。
仲見世通りは、新しい動きが生まれる一方で、古くから根付いて来た生活や文化も大切にされている場所です。そんな場所を一緒に盛り上げ、つなげていく仲間を募集します。
募集要項
募集対象 |
大学生 |
---|---|
期間 | 短期(3週間〜2ヶ月) |
テーマ |
まちづくり,観光・おもてなし |
職種 | リサーチ・コンサルティング,新規事業 |
活動 支援金 |
あり |
活動内容 |
釜石大観音仲見世通りを通らずに大観音へ行く観光客の状況調査を |
期待する成果 |
・釜石大観音を訪れる観光客の来場者状況を現地調査し、来場する観光客へのアンケート/ヒアリング調査を100件回収する。 |
得られる経験 |
・移住し起業したプレイヤーの元で、起業家マインドを学ぶ経験 |
対象と なる人 |
・自ら地域に入り、魅力や課題を見つけ出して自分でアクションをしていきたい人 |
活動条件 |
【期間】 |
活動場所 |
釜石大観音仲見世商店街 |
事前課題 | 有り(詳細はエントリー時に説明) |
私たちはこんなチームです!
団体概要
- 設立
2018
- 代表者名
宮崎達也、神脇隼人
- 従業員数
3
- 資本金
-
- 売上高
-
- W E B
-
- 住所
岩手県釜石市大平3-9-1
0店舗商店街の再興。 くらしをまもり、シャッターを開け続ける
岩手県釜石市内で有数の観光スポットである釜石大観音。
そのふもとには一度稼働店舗が0になってしまった仲見世通りがあります。
その仲見世通りの再興を目指し、仲見世通りでのくらしやあきないを続けていくために、
このエリアのマネジメント、イベント運営、事業をする方の伴走、新たな文化を育んでいきます。
現在の仲見世は、コワーキングスペースcoba、定食屋さんのほか、もともとお蕎麦屋さんだったお店をsofoが改装し、1Fをsofoの直営事業sofo cafe、2Fを転貸しており、ゲストハウスあずま家がOPENしてます。
インターン生へのメッセージ
プロフィール
2012年9月早稲田大学政治経済学部卒業後、2013年4月三井不動産レジデンシャルに入社。2018年7月より自分らしい暮らしと生き方を求め、釜石ローカルベンチャーに。同年12月、釜石大観音仲見世通りのリノベーションまちづくりの会社として、合同会社sofoを設立。 エリアマネジメントだけでなく、直営事業として2019年7月に商店街の空き店舗をリノベーションし「はじめにいくところ×いつもいるところ」となるカフェをオープン。