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旬な釜石の味で地域の飲食業界を盛り上げる。季節限定酒を、より多くの人へ届けるプロジェクト

受入先:株式会社浜千鳥

このインターンは募集終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

季節で変わる釜石の味を、より多くの人へ届けてまちを盛り上げる

浜千鳥の季節限定酒は、季節ならではの味。その季節の食材にもぴったり。地域の飲食業界のマーケットを調査し、新たに酒蔵と飲食店のタッグをつくりだし、地域の飲食業界を盛り上げる仲間を募集します。

このプロジェクトについて

■特徴1:地域に寄り添った老舗酒蔵「浜千鳥」
大正12年の創業から一貫して日本酒を醸造してきた浜千鳥(はまちどり)。「自然とひとつになった酒造り」をコンセプトに、米、水ともに岩手県産の原材料を使用し、三陸の豊かな魚介を楽しむ文化に合う、スッキリと口当たりの良い日本酒を造っています。
春には酒米の田植え、秋には稲刈りの体験を地域と一緒に行い、冬には地元で新酒の蔵出し祭りを開催するなど、地域に愛される老舗蔵元です。
新里進社長は、「浜千鳥のアイデンティティは、地域の人に認められ、愛されてこそある。地域があるからこそ、自分たちが浜千鳥として釜石で酒造りを続けられる」と話します。酒造りや、材料にこだわる理由は、地域として根付いてきた自信や誇りはもちろん、地域とともに歩んできたストーリがーあるからです。地域を表す味として、釜石、岩手から東北や全国へとその味は拡がっています。

■特徴2:季節限定でしか味わえない限定酒を届けたい
浜千鳥では、季節ごとに違った地域の食材とともに楽しんでもらうため、浜千鳥も季節ごとに、限定のお酒を蔵出しし販売しています。この冬も、2〜4月限定で限定酒を販売予定です。去年販売された純米吟醸吟ぎんが限定生酒・純米吟醸美山錦限定生酒・大吟醸限定生酒の3種類のお酒は、冬ならではのすっきりとした味わい。季節限定にも関わらず多くの人々に楽しまれました。
限定酒は季節限定で売り出しているため、どれも短い期間しか出回らないことから高価値の商品とされています。その分やはり、商品の価格も、通常商品よりは少々高値で販売されています。さらに、要冷蔵商品でもある限定酒だったため、飲食店での取り扱いが難しく、卸されていない現状にあります。また、浜千鳥は通常商品だけでも10種類以上の銘柄を取り揃えており、味も様々。通常、酒蔵が直接飲食店とのやりとりは行わず、酒販店が飲食店と商品のやりとりをしています。その為、酒蔵が推し出したい商品があったとしても、直接酒蔵が飲食店へ宣伝をすることができません。数ヶ月のみしか出回らない商品であることから、そもそもの限定酒の認知度も高くない可能性があるのです。

■特徴3:釜石の魅力を食で伝える協力体制を作る
新里社長は、「料理や食材が季節ごとに味が異なるように、お酒もその年、その季節によって異なる。ぜひ釜石の食を、自分たちのお酒とともに人々には楽しんで欲しい。飲食店の各店舗と一緒になって、釜石の飲食業界を盛り上げたい」と話します。今回のインターンシップでは、まずはその一歩として、飲食店に向けて、浜千鳥のマーケットリサーチを行ってもらいます。どのお店にどの銘柄があるか、どの銘柄が人気があるのか、そして、この2月から出回る限定酒の認知度や、店舗側での取り扱いにおける課題についてヒアリングをします。ヒアリングやアンケートを行い、その結果をもとにどのようなアプローチ方法で店舗への営業を行うのかを検討し、取り扱いをしていない店舗への営業活動をしてもらいます。また、既に取り扱っている店舗や、期間中に新たに取り扱いをはじめた店舗へは、おいた後の事後ヒアリングを行い、売り上げ状況や満足度を調査してもらいます。

募集要項

募集対象

大学生

期間

短期(3週間〜2ヶ月)

テーマ

文化・伝統産業、観光・おもてなし

職種

マーケティング・広報、リサーチ・コンサルティング

活動
支援金

あり

活動内容

市内の飲食店や商店を回りながら季節限定酒を営業し、認知度向上と取り扱い店舗増大を目指す。

【STEP1】
●企業、商品、市場の理解(1週目)
・酒造り、配達、事務等の補助を通じて企業文化を理解する
・造り手や消費者との交流を通じて地域への理解を深める
・小売店、飲食店への挨拶周りを通じて、浜千鳥の日本酒が誰をターゲットにしてどのように売られているのかを理解する
・社員や作り手へのヒアリングを行い、限定酒への知識を深める。
・事前課題で作成してきた飲食店を訪問する時のヒアリングシートを、社内でブラッシュアップをし完成させる。

【STEP2】
●市内の飲食店へのヒアリング、限定酒のPR(2〜4週目)
・市内飲食店を回り、日本酒に関するヒアリングやニーズ調査を行う
・既に限定酒を取り扱う飲食店舗へのヒアリング調査をし、現状の課題感やニーズを探る
・季節限定酒宣伝の為のポップ作成、配布
・飲食店向けに限定酒のPR活動
・自社SNSを活用しながら、限定酒のPRを行う

【STEP3】
●社内への引継ぎ(5週目)
・引き続き、SNS投稿をしながら限定酒の認知を広める。
・取り扱い店舗へ取り扱い後のヒアリングを行う。
・STEP2で取り組んだ内容をまとめ、社内成果発表
・成果と課題をまとめ、社員や次回インターン生への引き継ぎ資料を作成

※日々活動の様子をSNSで発信

期待する成果

・市内酒販店・飲食店を回り、限定生酒に関するヒアリング、ニーズ調査
・市内飲食店の限定酒の取り扱い店舗を5件増やす。
・SNSで限定酒に関する投稿をし、累計いいね!を500もらう。

得られる経験

・地域のプロフェッショナルたちと協力しながら試行錯誤を重ねる経験
・老舗の蔵元の一員として飲食店へのヒアリングやニーズを探りながら、自社商品のPRをする経験
・地域の飲食文化を、地域の飲食店とともに協力して盛り上げる経験

対象と
なる人

・周りの人を楽しませることを心がけて、主体的な行動ができる人
・日本酒文化や食文化が好きな人
・飲食業界や食・酒の流通業界に興味がある人

活動条件

【期間】
令和2年2月~3月下旬(最低1ヶ月間、最大1.5ヶ月間) ※それ以降は長期に切り替え

【勤務頻度】
週5~6日(平日1〜2日休み)

【勤務時間】
8:15~17:15(※基本はこの時間ですが、飲食店との打合せやイベント対応によって変動があります)

【宿泊】
釜石市周辺での宿泊・滞在が必須(※宿泊場所は企業側で準備)

【このインターンシップは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】
・エリア内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修(事前・事後等)を予定しています。
・自宅から現地までの交通費(往復1回分)の補助があります。
・宿泊場所は現地で準備しています。宿泊代はかかりません(シェアハウス等を予定)。

※「復興・創生インターン」は、復興庁事業「伴走型人材確保・育成支援モデル事業」として実施します。
※「復興・創生インターン」に関するご質問・ご相談・事務手続きなどは、統括事務局の株式会社パソナ(担当:高橋・和田、連絡先:03-6262-6340)までお問い合わせください。

※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、株式会社パソナ東北創生(担当:城守、連絡先:rjyoumori@pasonatohoku.co.jp)までお問い合わせください。

活動場所

株式会社浜千鳥

事前課題

有り(詳細はエントリー時に説明)

私たちはこんなチームです!

団体概要

  • 設立    1923年
  • 代表者名  新里 進
  • 従業員数  13人
  • 資本金   -
  • 売上高   -
  • W E B   http://www.hamachidori.net/
  • 住所    岩手県釜石市小川町3丁目8-7

自然とひとつになった酒造り

「浜千鳥」の由来は、国立公園に指定されている風光明媚な陸中海岸の浜辺に群れなす千鳥をイメージし、名付けられました。岩手県の豊かな自然に育まれ、さらりとした口当たり、味わい深く後切れが良いのが特徴です。陸中海岸で獲れた新鮮な海の幸、北上山地で採れた山の幸によく似合うお酒に仕上げられています。吟醸酒はフルーティーな香りを漂わせ繊細な中に深みを醸し、純米酒は穏やかな味わい。本醸造は燗でも冷でも、さらりとした飲みやすさがどのようなお料理にもマッチするように造っています。地域に愛される味を守りながら、新たな楽しみ方を提案していきたいと考えています。

インターン生へのメッセージ

新里 進/代表取締役社長

弊社の経営理念は「地酒を通じて地域社会の役に立つ喜ばれる企業であること」です。
会社の存在意義を常に意識して、会社や商品をお客様に理解していただく活動を行い「地酒ブランド」を目指していきます。
地酒とはどのようなものであり、それがお客様にどうしたら喜んでいただけるかが、弊社の永遠の課題です。
インターンシップでは、地域の人との出会いを通して地酒とはどのようなものかを理解し、より多くの人に日本酒を正しく知ってもらうことを目標にして頂きたいと思います。釜石を訪れた観光客の皆さんに、浜千鳥や日本酒文化を知って楽しんでもらうきっかけづくりを一緒にしましょう!

プロフィール

釜石生まれ。中央大学理工学部管理工学科卒、1982年株式会社釜石酒造商会入社。
1998年関連会社酒類卸売業の株式会社釜石酒販代表取締役就任、2001年株式会社釜石酒造商会代表取締役社長就任。
2003年「地酒ブランド」を目指し、商号を株式会社浜千鳥に変更。

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