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160年続く老舗漁具屋の活性化!アサヤ・オープン・ファクトリー化計画in宮古

受入先:アサヤ株式会社

このインターンは募集終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

160年以上三陸の漁業を支えてきた老舗漁具屋の倉庫を面白くする!

三陸の漁業の繁栄を裏方として支え続けてきたアサヤ株式会社。創業168年を迎えた今、次の100年を見据えて、本業である漁具販売を土台に「倉庫」を舞台にした新たな事業展開に挑みます!

このプロジェクトについて

■特徴1:三陸の漁業を支えてきた質の高い漁具たち
アサヤ株式会社の創業は嘉永3年(1850年)。現在まで、「三陸の海は漁業家と共に我が社が守る」という基本理念のもと、一貫して漁業資材の販売を行ってきました。ロープ、網、釣針、かごなどの資材から、養殖イカダや定置網と呼ばれる大型の仕掛けまで、様々な商品・サービスを扱っています。現在、巷で使われている「針金」の語源を作ったのが、アサヤの2代目社長・廣野太兵衛氏と伝えられています。
宮古支店では数千に及ぶ漁具を取り扱い、漁業者をサポートしています。太さだけで数十種類に分かれているロープをはじめ、「アサヤのものじゃなければ」とこだわった漁業者も多数。時には、質の良い商品があるという口コミにより、漁業とは無縁のお客様が来店し商品を購入していくこともあります。

■特徴2:漁具の魅力が伝わる新たな倉庫へ
質の高い漁具が多数ある一方で、多くの従業員は営業で漁業者のもとを駆け回っており、漁具の魅力を伝え、説明できる人が会社にいない時間がほとんどです。突然の来客や、倉庫見学などに対応できる状況にありません。
そこで、今回のインターンシップでは、漁具について熱く語れる営業担当者が不在のときも漁具の魅力を伝えられるよう、倉庫の魅力化に取り組んでもらいます。そのためにまずは、インターン生自身が営業担当者と同行し、顧客である漁業者への理解を深め、漁具の魅力を語れるようになってもらいます。そうしてアサヤの強み、漁具の魅力を理解した上で、多数の漁具に応じた商品紹介、魅力を伝えるPOPづくりなど、まるでビレッジバンガードの店内のように、初めて訪れた人でも興味を引くような、歩いて楽しい倉庫にリニューアルに向けた企画を考え、提案、実践をしてもらいたいと思っています。
倉庫が魅力化されることで、新規顧客の獲得や、小中学生などの職場訪問にも対応できるようになることが期待されます。三陸の漁業には「担い手不足」という深刻な課題がありますが、漁具の魅力から漁業への関心を持ってもらうことを通じて、課題解決に向けた挑戦の一歩を共に踏み出しましょう!

■特徴3:若き7代目が目指す、新たなアサヤの姿
今回のインターンで一緒に働く廣野一誠さんは、アサヤの7代目。東京の大学を卒業後、外資系大手コンサルティグファームに勤務し、次いで広告・マーケティング関連のベンチャー立ち上げに関わった後、2014年に本社のある宮城県気仙沼市に帰ってきました。以降、宮城県の気仙沼本社、岩手県の宮古支店を含む6つの拠点を飛び回り、それぞれの地の特色ある従業員たちと共に業務を改善し続けています。家業を継ぐために地元に帰って来たその熱い想いと、多様な経験に裏打ちされた視点と柔軟性で、これからのアサヤを創るために、日々精力的に活動しています。三陸のニューリーダーと一緒に、漁業の新しい未来を創る。そんな挑戦者を待っています。

募集要項

募集対象

大学生

期間

短期(3週間〜2ヶ月)

テーマ

こども・教育、農林水産・6次産業

職種

企画・商品開発、デザイン

活動
支援金

あり

活動内容

「アサヤビレバン化計画!?」数千の漁具が並ぶ倉庫を魅力的な見学地にする!


【STEP1(1週目)】
●社員同行、企業理解
・廣野専務からアサヤの事業や理念などを聞き、企業についての理解を深める
・アサヤの社員やお客様である漁業家の話を聞き、現状や仕事内容を知って今後の活動の参考にするとともに、情報の整理を行う
・漁具がどのように使われているかを理解するため、社員の営業に同行し、漁業の現場を見学する(※期間中随時行う)

【STEP2(2〜3週目)】
●取材内容まとめ+企画案出し、アイディアのまとめ
・引き続き社員に同行し、ヒアリングした内容をまとめる
・アサヤの倉庫内にある漁具を調べ、その形状や活用方法についても知った上で、新たな展開や発信方法を検討
・まとめたアイディアを整理し、企画提案書を作成し、社内プレゼン

【STEP3(4〜5週目)】
●アイディアのブラッシュアップ+実践
・企画提案書をもとに、社員からのフィードバックとブラッシュアップ
・社員と協力しながら企画を実践する

期待する成果

今後のアサヤにとって必要な事業アイディアの種を見つける!

※現在の想定としては以下のような方向性がありますが、下記も踏まえつつ自由に発想して頂きます。
①既存の漁具を全く別の用途に転用し、販売していく
②資材倉庫を観光資源とし、保管してある漁具を面白くPRする
③社員にとってよりわかりやすく、漁師さんとの関係がより深まるような情報整理を行う

得られる経験

・1つの企業を経営的な視点で捉え、学ぶ事が出来る
・地域における働き方の課題やその解決策について深く学べる
・一次産業が抱える課題をリアルに感じ、体感出来る

対象と
なる人

・答えの無い課題に向かっていくことが好きな人
・常にアンテナをはり、わからない事を積極的に聞いていける人
・人を支援したり、裏から支えるのが好きな人

活動条件

【期間】
令和元年8月中旬~9月下旬(最低1ヶ月間、最大1.5ヶ月間) ※それ以降は長期に切り替え

【活動頻度】
週5~6日(土日1〜2日休み)

【活動時間】
8:00~17:00(※基本はこの時間ですが、営業同行や企画実施などによって変動があります)

【宿泊】
宮古市周辺での宿泊・滞在が必須(※宿泊場所は企業側で準備)

【このインターンシップは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】
・エリア内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修(事前・事後等)を予定しています。
・自宅から現地までの交通費(往復1回分)の補助があります。
・宿泊場所は現地で準備しています。宿泊代はかかりません(シェアハウス等を予定)。

※「復興・創生インターン」は、復興庁事業「伴走型人材確保・育成支援モデル事業」として実施します。
※「復興・創生インターン」に関するご質問・ご相談・事務手続きなどは、統括事務局の株式会社パソナ(担当:高橋・和田、連絡先:03-6262-6340)までお問い合わせください。

※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、NPO法人wiz(担当:八田・鳥屋部、連絡先:intern@npowiz.org)までお問い合わせください。

活動場所

アサヤ株式会社宮古支店内(岩手県宮古市崎鍬ヶ崎第11地割10-1)

事前課題

有り(詳細はエントリー時に説明)

私たちはこんなチームです!

団体概要

  • 設立    1850年
  • 代表者名  廣野 浩
  • 従業員数  96名(うち、宮古支店は7名)
  • 資本金   -
  • 売上高   -
  • W E B   http://www.asaya.co.jp/
  • 住所    岩手県宮古市崎鍬ヶ崎第11地割10-1

いつまでも、三陸の漁業家のそばに

アサヤは1850年創業の漁具屋で、三陸全域を商圏としています。代々、「漁民の利益につながる、よい漁具を」の理念を守り、漁業家の役に立つ資材や機械を提供してきました。
アサヤの歴史は、三陸の漁業への貢献の歴史です。釣糸を作るための麻の買い付けから始まった商売は、時代とともに釣針、ロープ、網、カゴ、樹脂製品、機械と遷り変わっていきますが、本質は創業以来一貫して変わりません。漁業家の話を親身になって聞き、どうすれば役に立てるかを熱心に考える。様々な関係者を巻込み、漁業家のために一所懸命に行動する。漁業家に貢献して喜んでもらえれば、さらに仕事に張り合いが出る。三陸の漁業に貢献することこそが、アサヤの仕事の本質です。
漁業家を取り巻く環境がどれだけ厳しくなっても、アサヤはこの姿勢を貫き通します。たとえ、他の業者が諦めたとしても、アサヤだけは最後まで諦めずに、三陸の漁業を守ります。三陸の漁業家にとっての真のパートナー、それがアサヤの目指す姿です。

インターン生へのメッセージ

廣野 一誠/専務取締役

東日本大震災は三陸の漁業に大きな被害をもたらしました。全国各地からの温かい支援のおかげで、生活基盤や設備の復旧は急速に進んでいますが、漁獲量の減少や魚価の低迷、燃料の高騰などで漁業経営は厳しく、将来の漁業を担う若い担い手も不足しています。
これまでのアサヤは、資材や機械の販売を通じて漁業家のお困りごとに貢献してきましたが、これからは情報の発信やイベントの企画を通じて、漁業や水産物に興味を持ってくれる人を増やすことで、新しい貢献を目指していきたいと考えています。
若い人の新しい発想と行動力で、一緒に三陸の漁業を元気にしていきましょう!

プロフィール

1983年3月30日生まれ
宮城県気仙沼市出身
早稲田大学理工学部電気電子情報工学科卒業
アサヤ株式会社 取締役

・小学校時代の夢はゲームのプログラマー
・中学・高校はPL学園に進学(非・野球部)
・2005年、IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社に入社
(会計・物流・生産管理など、基幹業務システム構築に従事)
・2010年、IBM時代の先輩の誘いを受け、株式会社FAナビの創業に参画
(ウェブ制作や展示会運営など、製造業のマーケティング支援に従事)
・2014年12月、宮城県気仙沼市へUターンし、アサヤ株式会社に入社
(経営管理、広報、情報システムなどの業務に従事)

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