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地域の大人と子どもをつなぐ。高校生とキャリア形成プログラムを創り上げろ

受入先:一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校

このインターンは募集終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

地域の子どもたちが自分ごとで地域に関わるために

被災地の高校生は東日本大震災の後、様々な地域活動を行ってきました。震災から7年、そんな高校生たちの活動発表会と同日開催する大人と子どもの車座座談会の企画とPRにチャレンジしてもらいます。

このプロジェクトについて

■特徴1:東日本大震災後、地元での活動に励む高校生をサポートする
東日本大震災後、一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校では「地域のために立ち上がり、挑戦する人が多いまち、釜石」をミッションにツアーコーディネートや放課後の子ども教室の運営を行っています。また地域の小・中・高の学生達が中心となって様々な地域活動を行っています。紙芝居イベントや全国で自然災害を受けた地域のための募金活動など、彼らが発案・企画・運営を行ってきました。三陸ひとつなぎ自然学校では、そのような地域の子どもたちの想い実現するサポートをしています。

■特徴2:地域で目標となる人を見つける活動発表会とパイセンカフェ
今まで多くのソト者が釜石を訪れ、中には釜石に何度も足を運ぶ人もいました。しかし肝心の地域の宝である子どもが釜石のことをもっと知り、誇りを持てないと、長い目で見て地域が良くなっていかないと考えたのです。現在、釜石市から通学ができる大学がほとんどないため、高校を卒業すると同時に大学進学者は仙台や東京に進学してしまいます。そしてそのまま就職活動に臨むと、地域での仕事がイメージできず、そのまま都会で就職してしまいます。そこで三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤さんはこれまでに行政と協力して高校生向けに地域を好きになるためのキャリア教育を行ってきました。今後はより広い年代で地域密着型のキャリア教育を推進しようと考えています。
釜石地域では震災以降に地域活動を積極的に行う高校生が増えました。例えば中学生や小学生向けに避難訓練の手伝いをしたり、津波が来た際にどのようにして逃げたのかを紙芝居にして発表する活動などを行っています。そんな高校生が卒業して地域を離れる前に釜石で行った地域活動を発表する場を作りたいと考えています。日時で3月9日で場所は釜石市内の青葉ビルという多目的スペースを使用します。発表を行う高校生は5グループ、約20人ほどで1グループ2〜6人ほどで構成されています。高校生が活動を発表することで後輩の高校生や中学生に対して刺激を与えたり、自分たちの行った活動を振り返ることにもなります。
さらに伊藤さんはその発表会と一緒に地元出身者で岩手県内で活躍する大人との車座座談会「パイセンカフェ」を実施したいと考えています。ざっくばらんに話をすることで高校生と大人とのつながりを作り、話をすることで働く大人を身近に感じ自分の将来や、これからの自分たちの地域活動を考えるきっかけの場づくりをします。座談会の中心となる社会人のゲストは個別指導・集団授業 SoRaを経営されている山崎さんです。山崎さんは釜石出身で現在は盛岡で起業して成績アップだけを目的としない、居場所づくりをコンセプトにした学習塾を経営しています。釜石出身の山崎さんがなぜ盛岡で塾を経営することになったのか、そしていまの塾のコンセプトに至るまでの話などをしてもらいます。
今回のインターンシップでのインターン生の役割は3つです。1つ目は座談会のパイセンカフェに関して、ゲストの山崎さんを巻き込みながら、地域の高校生や中学生にとって学びの多いコンテンツを企画します。2つ目は活動発表会参加者のターゲットとなる中学生や高校生へのPR・広報を行い、イベントへの集客を行います。3つ目はそんな地域で活動する高校生を取材し、三陸ひとつなぎ自然学校のホームページにある「釜石のひと」へ掲載し、インターネット上でも地域活動する高校生の活躍を発信します。こちらは2週目から順次発表を行う高校生への取材や写真撮影などを行い、発表会後に記事にまとめ、下記のWebページにて発信を行います。
http://santsuna.com/human/

■特徴3:釜石のために何かをしたいという想いを形に
代表の伊藤さんは震災前、根浜地区の旅館「宝来館(ほうらいかん)」に勤務し、グリーンツーリズムなどの活動を行ってきました。 震災後は、ボランティアとツーリズムを掛け合わせたボランティアツーリズム事業を展開しています。
伊藤さんは「地域を知る新しい教育は、今後必ず必要になる」と言います。そんな伊藤さんの想いを一緒にカタチにするメンバーを募集します。

募集要項

募集対象

大学生

期間

短期(3週間〜2ヶ月)

テーマ

こども・教育、PR・メディア

職種

企画・商品開発、マーケティング・広報

活動
支援金

あり

活動内容

【STEP1】
●団体の活動内容、子供向け事業を理解(1~2週目)
・代表の伊藤さん、企画に関わる復興支援員の方と同行。また放課後子ども教室の運営補助を行い、三陸ひとつなぎ自然学校や釜石の理解を深める
・個別指導・集団授業 SoRa山崎さんと打ち合わせ
・当日に発表を行う高校生と企画会議を実施

【STEP2】
●高校生の発表内容のブラッシュアップとパイセンカフェの企画づくり、広報活動(2〜5週目)
・パイセンカフェの山崎さんと週に1回程度の打ち合わせを行い、パイセンカフェの企画を行う
・高校生の発表準備のサポートと発表内容のブラッシュアップ
・中学校・高校への広報活動、プレス打ち出し
・発表会の事前準備及び発表会当日の運営を行い、一連の情報発信をSNSで行う
・発表会の準備を行う高校生の様子を撮影し、インタビューを逐次実施する

【STEP3】
●発表する高校生への取材と、公式Webページへの掲載活動(2〜5週目)
・発表会で活動発表をおこなった高校生へ感想などのインタビューを行い、さんつな公式HPへの掲載を行う

※日々の活動をSNS、マスメディアで発信

期待する成果

・イベントの集客30名(22歳以下)
・発表会の参加者平均満足度4.0以上
・パイセンカフェの参加者平均満足度4.0以上
・企業のWebページへの掲載1件(釜石の人のコーナー内)

得られる経験

・地域の人と協力しながら現地でのコーディネートを行う経験
・釜石の地域を深く理解しながら、イベントを企画する経験
・新しい地域教育を実践する経験

対象と
なる人

・自ら仮説検証を繰り返し、目標達成に向けて主体的に行動できる人
・ワクワクしながら企画を行い、責任を持ってやり切れる人
・新しいカタチの教育に興味があり、それを自ら実践してみたい人

活動条件

【期間】
平成31年2月上旬~3月中旬(最低1ヶ月間、最大2ヶ月間)
※それ以降は長期に切り替え

【研修頻度】
週5~6日(目安:平日1〜2日休み)

【研修時間】
9:00~18:00(※基本はこの時間ですが、ツアー対応や打合せ等により変動があります。)

【宿泊】
釜石市周辺での宿泊・滞在が必須(※宿泊場所は企業側で準備)

【このインターンシップは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】
・東北内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修(事前・事後等)を予定しています。
・自宅から現地までの交通費(往復1回分)が支給されます。
・宿泊場所は現地で準備しております。宿泊代はかかりません(シェアハウス等を予定)。
・食事代等として1日850円が支給されます。
※「復興・創生インターン」は、復興庁事業「伴走型人材確保・育成支援モデル事業」として実施します。
※「復興・創生インターン」に関するご質問・ご相談・事務手続きなどは、
統括事務局の株式会社パソナ(担当:佐々木、武田 連絡先:03-6262-6340)までお問い合わせください。
※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、㈱パソナ東北創生(担当:林 連絡先:mithayashi@pasonatohoku.co.jp/070-3192-2653)までお問い合わせください。

活動場所

岩手県釜石市 三陸ひとつなぎ自然学校オフィス

事前課題

有り(詳細はエントリー時に説明)

私たちはこんなチームです!

団体概要

  • 設立    2012年4月1日(2013年5月28日 一般社団法人化)
  • 代表者名  伊藤 聡
  • 従業員数  3名
  • 資本金   -
  • 売上高   -
  • W E B   http://santsuna.com/
  • 住所    岩手県釜石市鵜住居町29-17-20

地域のために立ち上がり、挑戦する人が多いまち、釜石を目指す

震災後、全国から集まる多くのボランティアさんの力を借りて、釜石の復旧に取り組んできました。集まったボランティアさんの数は数千人にのぼります。 現在は、ツーリズム事業と子ども事業を通し、釜石の長期的な復興に向け、地域づくり活動に取り組んでいます。
釜石に住む多くの人々が、釜石の地域資源をフル活用し、これまでの歴史、文化を大切にしながら、新しいものも取り入れ、魅力的な価値を生み出している。それによって、釜石全体が中から見ても、外から見ても魅力的なまちになる。そして、生み出した活動をその場、その人だけで終わらせることなく、次の世代に伝わっている状態が、私たちのビジョンです。また将来的には、三陸の別の地域にもこうした理想の状態が波及している状態を目指します。

インターン生へのメッセージ

伊藤 聡/代表理事

「復興とは、地域の誇りを取り戻すこと」

東日本大震災は、かねてより少子高齢化や産業衰退などを抱え、疲弊していた地域に甚大な被害をもたらしました。より課題が浮き彫りになった地域においては、多方面に渡る取り組みが必要であり『もう一度ここに住もう』と思うためには、地域の良さを再認識し、自分たちが代々受け継いで来た地域に対する『誇り』を取り戻すことが復興であると感じます!

プロフィール

震災前は宝来館(旅館業)に所属し、これまでのネットワークを活かしたグリーン・ツーリズムの新たな仕組みづくりや自然を活かした宿業の推進を実践するとともに地域内外、都市部との連携を強化するため活動に取り組む。 震災後はNPO法人ねおすに所属し、主に鵜住居川流域一帯の復興支援活動を続ける。2012年4月に独立、「三陸ひとつなぎ自然学校」を立ち上げ、ボランティアツーリズムから観光復興、地域教育につなげる事業を行っている。

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