このインターンは募集終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
3種のおむすびで地域の人、食材、ストーリーをむすぶ
地域の食材を使ったおむすび「地域むすび」は昨年2人のインターン生によって開発され、今では会社の看板商品になっています。この春、地域むすびの種類拡大に伴って、商品開発とPRに挑戦する若者を募集します。
このプロジェクトについて
■特徴1:地域に眠る産業資源を活用した三方よしのビジネスを
自宅や移動中に「あのお店の料理が食べたいな」と思ったことはありませんか?
maruwa mart株式会社は飲食店のシェフや食品加工会社のプロたちが作ったお弁当を、駅ビルの売店で販売したり、自宅や職場等に宅配するサービス「シェフズ弁当」を運営しています。利用者は地域のそれぞれの特色ある加盟店が作った料理をお弁当という形で好きな場所、シーンで食べることができます。
シェフズ弁当を運営するmaruwa martが大切に考えているのは、商圏を超えて作り手と利用者がつながるお弁当のプラットフォームづくりです。地域の飲食店や食品加工会社が「これが自分たちの仕事」という枠を取り払うことで、食品加工会社にとっては認知度向上、飲食店にとっては新たなファンづくりに繋がり、利用者にとっては地域色があり、美味しくてバリエーションの豊富なお弁当をいつでも食べることができるようになります。食品加工会社、飲食店、利用者に価値をもたらす三方よしのお弁当プラットフォームをmaruwa martが運営することで、地域に眠る産業資源(食材、食文化、加工技術等)の有効利用に繋がっていくと考えています。
■特徴2:お弁当からおむすび、そして食の地域商社へ
2015年にスタートし、現在は岩手県の釜石市と盛岡市で展開しているシェフズ弁当事業ですが、将来的には日本全国の「地方」に食のプラットフォームをつくることを目指しています。そのためにも、まずは地元・岩手でサービス改善を行い、全国のどの地方でも通用するビジネスに育てたいと考えています。
一方でmaruwa mart株式会社の小澤社長は、2016年3月に営業を開始した盛岡の駅ビル内店舗の売上、利用者数の増加に課題感を感じています。そこで2018年の夏、新しいサービスを通じた店舗の売上アップに着手しました。それは地域の食材を使用したおむすびの販売です。三陸のホタテを使ったおむすび、ご当地料理のじゃじゃ麺の老舗から仕入れたタレを使用したおむすびなど、5種類のおむすびを2人のインターン生が開発し「地域むすび」として売り出しました。地域むすびという名前には地域の食と人をおむすびで結びたいという願いが込められています。地域むすびは口コミで人気となり今ではシェフズ弁当の店舗の看板商品となっています。しかし当初の商品の開発から1年が経過し、小澤社長はこのままでは消費者に飽きられてしまうのではないかと考えています。
そこで今回のインターンでは、地域むすびのレパートリーを広げるために、新たに3種類のおむすびを開発し、現在5種類の地域むすびを8種類に増やします。具体的な流れとしては、地域の飲食店から食材を調達し、おむすび3品の商品開発を行い、実際に店舗で販売します。また作成した新しいおむすびのPRのために、販売する駅ビルの店舗づくりとメディアへのプレスリリースを行います。
食材の調達はあらかじめ調達を見込んでいる地域の飲食店にmaruwa martの社員の方がアポを取り、インターン生と一緒に打ち合わせを行って、その場で地域むすび事業の趣旨を説明した上で食材を購入する契約を結びます。その他インターン生が活動を行う中で、おむすびにしたい食材があれば、その飲食店や生産者にアポイントを取って食材の調達にチャレンジすることも可能です。また店舗の売り場づくりは、具材を作っている会社、生産者の紹介POPや、チラシなどを作成・配布することでより地域の事業者とのコラボを印象付けられるようにします。地域結びは今後も定期的に種類を増やしたり、季節限定のおむすびを開発することを通じて、消費者が飽きずに、長く地域で愛される形を目指しています。
そして今後、maruwa martはお弁当やおむすび以外の商品も地域の食材、人、ストーリーと組み合わせることによって、地域の食を全国に発信する「岩手の食の地域商社」になりたいと考えています。ビジネスという手段で地域の食をより多くの人に届ける壮大な挑戦にともに取り組む若者を募集します。
■特徴3:企業の担当者は23歳の元インターン生!?
maruwa mart株式会社は2年前からインターンの受け入れを行っており、2017年のインターン学生だった山口さんは、そのままインターン先にIターンの就職をしました。もともと食に興味があり東京の農業系ベンチャーでの就職を考えていた山口さんですが、maruwa mart株式会社でのインターンシップを通じて、社長の事業にかける熱意と、自分で考えたことを自分の責任で現場に落とし込める自由度の高さ、そしてmaruwa martの事業をもっと大きくしたいという思いから、現在は新卒入社1年目のシェフズ弁当事業の経営企画担当社員として、店舗や宅配の事業の改善を担当しています。今回は元インターン生の山口さんが企業担当者としてインターン生と一緒に活動を行います。2年前はインターン生という立場だった山口さんは「同じ志をもって、周りと協力しながら努力できる学生と一緒に活動したい」と話しています。
山口さんは、地域にはまだまだ隠された素晴らしい「食」があり、それを自分たちが提供することで、多くの人を笑顔にできると考えています。地域の課題解決と事業成長を両輪で実践する山口さんと共に、食・人・事業者を盛り上げる新しい挑戦をしてみませんか?
募集要項
募集対象 |
大学生 |
---|---|
期間 | 短期(3週間〜2ヶ月) |
テーマ |
食・ライフスタイル,小売り・流通 |
職種 | 企画・商品開発,マーケティング・広報 |
活動 支援金 |
あり |
活動内容 |
3種のおむすびで地域の人、食材、ストーリーをむすぶ |
期待する成果 |
・地域の食材を活用したおむすび3品の開発 |
得られる経験 |
・食材の調達から商品開発、実際の販売までを一気通貫で行う経験 |
対象と なる人 |
・自ら仮説検証を繰り返し、目標達成に向けて主体的に行動できる人 |
活動条件 |
【活動期間】 |
活動場所 |
岩手県釜石市maruwa mart株式会社オフィス内 ※盛岡出張の場合には盛岡事業所内(岩手県盛岡市津志田中央3-6-5) |
事前課題 | 有り(詳細はエントリー時に説明) |
私たちはこんなチームです!
団体概要
- 設立
1984年6月13日(2015年から本弁当事業をスタート)
- 代表者名
小澤 伸之助
- 従業員数
40名
- 資本金
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- 売上高
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- W E B
http://www.chefs-bento.com/
- 住所
岩手県釜石市大町1丁目10番5号
地方発の食・人・事業者のつなぎ役になる
日本の地方の人口は急激に減少していくのは疑いのない事実です。10万人以下の街は徐々に衰退する一方で、中核都市に人口が集中していくでしょう。また、衰退していく街・地方の事業者の中でも、狭い商圏で商売をしている事業者は、今後益々厳しい状況下に置かれます。
飲食店も例外ではありません。人手不足等、大変厳しい環境に立たされていることは否定できません。
しかし、そのような状況だからこそ、「食」で驚きと笑顔を生み出せないか。商圏の枠を越えて、地方の事業者・飲食店がビジネスとして成り立つ新たなビジネスモデルを創出できないか。地域の味を、空間を越えて商圏を越えて多くの方に食して頂けないか。そのような想いをもって、地方発の食・人・事業者のつなぎ役を目指します。
地方は、被災地東北だけではなく、日本全国にあります。
地域の事業者や飲食店の味を、空間を越えてどの地域でも、その場に居ながら、食すことができる仕組みができれば、お客様にとっても事業者にとっても地域にとっても、関わる人・モノすべてがプラスになる。それは地方発だからこそできる、新たな地域活性につながると信じています。
インターン生へのメッセージ
プロフィール
2019年3月下関市立大学経済学部を卒業。大学3年生時に参加した復興創生インターンシップにて、シェフズ弁当事業へ参画。1か月半の間、社長と時間を共にして、経営者の情熱や責任感に触れる。その時、この会社でなら起業して経営者になるという一つの目標を達成できると真剣に考え始める。悩んだ末、数か月後に内定を受託することを決意。現在は事業本部企画室として、シェフズ弁当の事業戦略から実行・全体管理まで任されている。好きなものはポケモンとBiSH。趣味は弾き語りと温泉巡り。